こんにちは、当ブログ管理人のトミーです。
今回は、私が行政書士に合格した際に受講したオススメの「フォーサイト」の講座をご紹介します。
行政書士は決して簡単とは言えない試験だと思います。
ただ、方向性さえ間違っていなければ、勉強を継続することで理系の私でも合格することができました。
私は独学で2年、その後フォーサイトの講座を1年受けてその翌年、2年目で合格を手にすることができました。
私を合格に導いてくれたフォーサイトの講座を紹介していきます。
独学から通信講座の選択へ
私の行政書士の学習について、今思えば最初の2年の独学は方向性が間違っていたのかも知れません。
2年間学習しても点数にほとんど変化がありませんでした。
しかし、フォーサイトの講座を受講した年から点数が上がり始め、その翌年は、1年目と同じテキストと問題集をそのまま使用し、指導の通り学習を続けて合格することができました。
教材選びは勿論、学習の進め方(方向性)に迷った場合は、受験のプロに学ぶのも一つかもしれません。
私の行政書士講座選び
私は宅建に合格した経験があったので、法律関連の勉強にはそれなりに自信があったつもりなのですが、前述の通り市販のテキスト等で2年間独学をしましたが成績は伸びませんでした。
そこで、気持ちを切り替えて法律初学者のつもりになって、資格学校に教えを乞うことにしました。
しかし、行政書士の講座を開設している資格学校等は非常に沢山あります。
その中から自分に合ったものを選ぶのは難しい事かもしれませんが、実際に私が講座を選んだポイントを紹介します。
- テキストが見やすい
- テキストが絞り込まれている(分量が少なめ)
- 過去問集の問題数が適正(目安10年分)
- 講義が付いている
- 価格
①テキストが見やすい
フォーサイトのテキストは全てカラーで構成されていて、初学者でも読みやすいという印象です。
法律の勉強において具体的なイメージが持てるというのは記憶の定着などに非常に有効であると思います。
民法については、ご自身の生活や周辺で見聞きする機会の多い事象、事件に関するものが多くイメージもしやすのですが、行政書士試験でかなりのウエイトを占める「行政法」については、人の生活に直結する分野でありながら民法に比べ身近に感じくい内容と、手続きに関する暗記が必要な項目が多く非常に苦労する部分になります。
それでも、このテキストならカラーによるイラストの差し込みなどによりイメージがしやすく、記憶定着への助けになるように感じました。
②テキストが絞り込まれている(分量が少なめ)
分量が少ないと言っても、元々出題範囲の広い試験ですので、それなりの覚悟は必要です。
そんな中でもある程度絞り込まれた内容で、くり返し読むことが可能な分量(ページ数)で有ることが望ましいです。
フォーサイトの掲げている「合格点主義」には私も大きく共感しました。
私も、常々私も考えていることで、資格試験は満点を取ることが目的ではなく、合格ラインをクリアすれば十分なのです。
(1) 行政書士の業務に関し必要な法令等科目の得点が、122点以上である者
(2) 行政書士の業務に関連する一般知識等科目の得点が、24点以上である者
(3) 試験全体の得点が、180点以上である者
行政書士試験は、原則絶対評価制のため、上記の合格基準点を上回れば合格できます。
つまり、試験自体は60%以上正解すれば良いのであって、満点を取る必要はありません。
満点を目指したテキストでは内容が盛り沢山となり、あまり出ない項目や出るかわからないような項目まで覚えないといけなくなってしまい、大事な部分を落とすことにもなりかねません。
それであれば、はじめから合格ラインを目指し、絞り込まれた内容であれば、まずはテキストの内容を覚えることを優先すれば良く学習のボリューム、方向性が見えやすくもなります。
テキストは一度読んだら終わりではなく、問題集を解きながら何度も読み返すことになるものなのでこのように内容の絞り込まれたものの方が良いのです。
③過去問集の問題数が適正(目安:10年分)
過去問を繰り返し解くことは資格試験対策の鉄板ですが、行政書士試験においても例外ではありません。
行政書士試験の対策としては20年分を2回解くよりも10年分を4回解く方が良いと思います。
実際に私が受講したフォーサイトの基本的な過去問講座の問題集での掲載問題数を、私が合格した年の科目毎の出題数と比較してみます。
区分 | 出題形式 | 科目 | 出題数 | 問題集の 掲載問題数 |
---|---|---|---|---|
法 令 等 | 5肢択一式 | 基礎法学 | 2問 | 23問 |
憲法 | 5問 | 60問 | ||
行政法 | 19問 | 189問 | ||
民法 | 9問 | 84問 | ||
商法・会社法 | 5問 | 13問 | ||
多肢選択式 | 憲法 | 1問 | 7問 | |
行政法 | 2問 | 14問 | ||
記述式 | 行政法 | 1問 | 7問 | |
民法 | 2問 | 14問 | ||
一 般 知 識 | 5肢択一式 | 政治・経済・社会 | 7問 | 81問 |
情報通信・個人情報保護 | 4問 | 40問 | ||
文章理解 | 3問 | 40問 |
このように、5肢択一式では単純計算にはなりますが、概ね10年分の出題数に相当する問題数が掲載されています。
問題数が少ないものはやり切ることは簡単ですが、物足りなく感じ、実際に知識量としても不足する可能性があります。かと言って多ければ良いというものでもありません。
多過ぎれば「最後までできない」、「繰り返しできない」といった可能性も出てきます。
やはり、多くの資格試験でも言われる10年が一つの目安で、この問題集ではその必要量を収めていると言えます。
④講義が付いている
通信講座と言っても、教材だけのものから講義付きのものまで色々とあります。
通常、教材のみのものは安価で講義(オンラインやDVD)が付くものは高額になりがちです。
ただ、せっかく資格学校の講座を受講するのであれば講義付きのものが良いです。
価格については次の項目に譲るとして、講義については、テキストの内容を解説する重要なコンテンツとなります。
更に、テキストを繰り返し読むのと同様に、講義も繰り返し聞くことで知識のインプットに役立ちます。
通常の講義のひとコマは、90分程度に設定されている資格学校が多い中、フォーサイトはひとコマを基本60分に設定しているため、仕事をしながらの勉強で夜の時間がないときでも比較的受講し易いと思います。
また、一回目は通常の速度で視聴しますが二回目以降は1.5〜2倍速で聞くことで時間を短縮できる上、速聴は記憶への定着も良いと言われています。
通勤の際の車や電車でテキストが開けないような状況でも聞くことができるため、とても有効なインプットとなります。
⑤価格
元々独学で挑戦していたのは、お小遣いで購入できる範囲でテキストを購入し、学習していたためでした。
費用が潤沢にあり、どのような教材でも好きなように購入できる方であれば私のような悩みはないかも知れませんが、正直、限られた予算でできるだけ早く結果を出したいというのが多くの方の望みではないでしょうか。
私自身、資格学校の受講を決めた段階でも、小遣い制の私が自由に使えるお金は限られていました。
ましてや住宅ローンなどもあれば、家計費から・・・・とは、なかなかカミさんにお願いはし難いですよね。
そこで前述の①〜④の要件を満たした資格学校、通信講座を探すことになったのです。
やはり、講義のある講座は高額となり、講義のない講座は安価ではありますが、内容が希望に合わない。
その点フォーサイトの講座は比較的安価で講義付のものが用意されていました。
主要な資格学校の講座は講義付ながら受講費は十数万円から二十数万円が一般的のなか、フォーサイトでは10万円を切った額で受講が可能です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ここまで行政書士試験対策で有用な講座、フォーサイトについて紹介してきました。
決して簡単に合格できる資格ではありませんが、努力を継続することで合格を手にすることはできます。
ただ、私は合格までに4年という時間を使ってしまいました。
正直、もう少し早くフォーサイトに出会っていれば、と思うところも...
皆さんには、時間もコストも最小限で効率よく合格を手にしていただきたいですし、ほとんどの方はそれを望んでいると思います。
独学で悩んでいる方は、場合によってはプロ(資格学校)の力を借りることも近道につながるかも知れません。
色々と比較、検討される中での候補としてフォーサイトは十分にアリかと思います。
全ての方に合う講座かどうかはわかりませんが、少なくとも私はフォーサイトの講座を受講することで合格にこぎつけています。
もし、今、行政書士の受験勉強で迷っている方、これから勉強を始めるという方はフォーサイトも検討の一つに加えてみてはいかがでしょうか。
この記事を参考にしていただき皆様の行政書士試験合格の助けになれば幸いです。